奨学金の利子はおかしい?なぜ批判的な声が挙がるのか徹底解説
奨学金に利子があるのはおかしいの?
なんで違和感があると言われるの?
など奨学金になぜ否定的な意見があるのか気になっている人は多いでしょう。
そこで本記事では、奨学金の利子がおかしいと言われる理由について解説します。
本記事は以下のような人にオススメです
おかしいのは間違いであることも紹介するので「奨学金について知りたい」という人も、ぜひ最後までご覧ください。
おかしい?奨学金の利子はいくら
結論、奨学金の利子は、2023年3月に卒業した人に適用された利率固定方式で0.905%、利率見直し方式で0.3%です。
有利子の第二種奨学金では月額12万円となっているので、仮に1年間分借りるとすると120万で1,2万円ほどしか利子が付きません。
加えて、日本学生支援機構の貸与型奨学金の利率は最大3%です。
近年の利率は0.1%を下回っています。
1%を切っているので、最近の日本で「奨学金の利子がおかしい」という意見になるのは間違っていると言えるでしょう。
奨学金の利子がおかしいと言われる理由
本章では「奨学金の利子がおかしいと言われる理由」を3つ紹介します。
それぞれ順に解説していきます。
変動金利の場合がある
奨学金には利率見直し方式があり、市場の金利が上がると利子が高くなる場合があります。
固定金利ならあらかじめ支払う利子が決まっていますが、利率見直し方式は金利が変動します。
そのため、お金のない人からすると「奨学金の利子はおかしい」といった声が挙がってしまうのでしょう。
とはいえ、奨学金は国からのプレゼントではありません。
また、固定金利のものもあるので、気持ちはわかりますが一概に「奨学金の利子がおかしい」とは言えないでしょう。
学業なのに利子が付くのに違和感がある
また、学業のためなのに利子が付くのに違和感がある点も、奨学金の利子がおかしいと言われる理由です。
教育には「なぜかお金がかからない」と思っている人が一定数います。
特に学業は「自分たちが好きなことではない」と感じてしまいがちです。
【学業🟰嫌いなこと】というイメージが強いことから、利子が付くことに対して「おかしい」といった意見になってしまうと言えます。
とはいえ、日本では中学校までが義務教育なので、大学へ行くかは自分の判断で決められます。
つまり、奨学金に利子が付くのが嫌なのであれば、行かなければ良い話です。
したがって、自分のやりたいことのためにお金を借りるのに利子に文句を言うのは、おかしいと言えます。
上位しか無利子で貰えない
上位しか無利子でもらえない点も、奨学金の利子がおかしいと言われる理由です。
本来、奨学金は裕福でない人が学校に通う目的でもらえるもの。
しかし、普通に考えれば、裕福でないと塾へ通えないと思うので、成績が上位になるのは難しいです。
そのため、勉強環境が整っていない人からすると、奨学金の利子制度はおかしいといった意見になってしまうのでしょう。
とはいえ、そもそも【塾へ通っている=成績が上がる】という考えは間違いです。
極端な話しですが【塾に通っている人】と【通っていないが毎日3時間勉強している人】であれば、後者の方が成績は上がるでしょう。
つまり、誰にでも努力次第で平等なチャンスがあるので、奨学金の制度がおかしいという意見は間違いと言えます。
奨学金の利子がおかしいとはならない理由
本章では「奨学金の利子がおかしいとはならない理由」を5つ紹介します。
なぜ、おかしくならないのか理由を知りたい人は必見です。
借りたお金は返さなければいけない
奨学金の利子がおかしいとならない理由として、借りたお金は返す義務があることが挙げられます。
奨学金は、国から受ける借金です。
つまり、絶対に返さないといけないもの。
また、仮に奨学金を返さなくても良いのであれば、みんなが応募してしまい国が回らなくなるリスクもあります。
さらに最悪の場合だと、奨学金を受ける難易度が非常に高まることでしょう。
したがって、奨学金の利子が云々のまえに、おかしくはないと言えます。
奨学金のおかげで大学にいけた人は多い
奨学金の利子がおかしくない理由として、大学に行けた人が多いことが挙げられます。
実際、ネット上でも「奨学金のおかげで学校へ行けた」という声も多く存在します。
また、奨学金はいわゆる前借りのようなもので「今学校へ行きたいけどお金がない」という人に向けた制度です。
そのため、奨学金の利子がおかしいというのであれば、社会に出てお金を貯めて入学すれば良いだけの話しです。
そもそも借金と知らなかったのであれば、圧倒的な知識不足とも言えます。
全て自分のした選択と言えるので、いつでもいける大学に対して「奨学金の利子がおかしい」という意見は間違っているでしょう。
大学は行くのが義務ではない
大学に行くのが、義務でない点も奨学金の利子がおかしいとならない理由です。
大学は中学校までの義務教育とは異なり、行きたい人が選択できるもの。
つまり「行かない」という選択も個人の自由です。
特に近年は、大学は必要ないとも言われています。
したがって、利子以前に自分が行きたくて選んでいるので、奨学金を批判しているのは「おかしい」と言えるでしょう
成績を上げる努力をすれば良い
また、成績を上げて特定生として、入校できれば免除になる可能性がある点も、奨学金の利子がおかしいとならない理由です。
つまり、努力次第で奨学金の額は大きく変わるということを意味します。
特に学力で特待生かが決まるのであれば、日々勉強すれば十分に可能性はあるでしょう。
したがって、奨学金の利子がおかしいとはならないと言えます。
人間は平等ではない
さらに人間は平等ではない点も、奨学金の利子がおかしいとはならない理由です。
世間では、人間はみな平等という声がありますが、蓋を開けてみるとお金持ちの家庭とそうでない人たちなど様々います。
特に大学の学費に関しては、親に支払ってもらう人もいるでしょう。
つまり、人間は平等ではありません。
そのため、奨学金の利子以前に、世の中は平等でないので、おかしいとはならないと言えます。
また、他責では何事もうまくいかなくなります。
したがって、◯はおかしいというのではなく、バイトをしたり、特待生ポジションを勝ち取ったりするなどできることを考えましょう。
まとめ:奨学金の利子がおかしいと言われるのは利率が高い
本記事では、奨学金の利子がおかしいと言われる理由について解説しました。
結論、奨学金の利子がおかしいと言われる理由は【利率が高い】【優秀な人しか無利子で貰えない】などが挙げられます。
とはいえ、奨学金は借金と同じなので利子があるのは当たり前です。
加えて、大学は必ずしも行くものではありません。
そのため、奨学金の利子がおかしいという意見は間違いと言えるでしょう。